必要なのは販売(マーケティング)革新・・・利益の向上
バブル崩壊以降、日本企業の生産性の低下についての指摘がよく在ります。
そこで大きく勘違いされている解釈は日本企業の効率性の悪さとか、コストの高さです。
はっきり申し上げますが・・・これは大企業の「陰謀」でしょう!(たぶん)
日本企業の最大の問題は付加価値不足です。(価値不足)
この30年日本企業(全部とは言いません!)が、唯一行ったイノベーションはコストダウンだけです。
コストダウン自体は合理的に行えば悪いことではありません、無駄は省くべきです。
しかし日本企業が同時に行ったのは売価も下げていきました。「より安く」が神話化されて来たのです。
これは明らかに間違いです。
特に中小・中堅企業にとっては「より安く」は自殺行為です。
「どうしたら安く作れるか?」「どうしたら安く売れるか?「どうしたら経費が下げられるか?」
どの位、この為に時間を無駄にしたでしょうか?
何度も申し上げますが合理的なコストダウンは必要です。
しかし、それよりも重要なのが付加価値の向上です。
あえて言えば「どうしたら高く売れるか?」・・・これを考える事です。
これが思考・志向できない企業は、少々辛辣に申し上げると、事業を閉鎖すべきです。
少し思い出せば明白です。メーカーでも商社でも小売業でもサービス業でも、
商売の基本は「儲ける事」・・・その事で社会に貢献する事です。
経営者が「儲ける事」を忘れたら終わりです。
それも付加価値(価値)を増やす事でそれを実現することです。
もうひとつ意識すべきが市場のシュリンク(縮小)です。人口動態や様々な技術革新での効率化は
結果的にトータルの市場の縮小を招きます。同じ事をしていたら、それだけで小さくなっていく!
売上も利益もどんどん失われて行きます。
それが成熟した今の市場の現実です。
その為に必要なのがマーケティングとイノベーションです。
つまり「販売革新」であると断言させて頂きます。
なにわ創信舎は、その貴社の「販売革新」をプロデュースし貢献致します。
今こそ商売・ビジネス・事業を考えてみる。
「利益を生み出す」その『仕組み』はお持ちですか?
Concentrate for chance
企業の二つの基本的な機能は、ただ2つ
すなわち、マーケティングとイノベーションである。
Peter F. Drucker
商売・・・先哲の教え
ぜひ経営者の皆様に、そのエネルギーを湧きあがらせて戴くために、
ご参考として「近江商人の商売十訓」をお読み下さい。
確かに現代ではズレている内容もありますが、
それでも今こそ通じる商人・経営者が持つべき「魂」が書かれています。
近江商人『商売十訓』
1、商売は世のため、人のための奉仕にして、利益はその当然の報酬なり
2、店の大小よりも場所の良否、場所の良否よりも品の良否
3、売る前のお世辞より売った後の奉仕、これこそ永遠の客をつくる
4、資金の少なきを憂うなかれ、信用の足らざるを憂うべし
5、無理に売るな、客の好むものも売るな、客のためになるものを売れ
6、良きものを売るは善なり、良き品を広告して多く売ることはさらに善なり
7、紙一枚でも景品はお客を喜ばせばる、つけてあげるもののないとき笑顔を景品にせよ
8、正札を守れ、値引きはかえって気持ちを悪くするくらいが落ちだ
9、今日の損益を常に考えよ、今日の損益を明らかにしないでは寝につかぬ習慣にせよ
10、商売には好況、不況はない、いずれにしても儲けねばならぬ